前回の記事↓

※作業中の画像が一部消えてしまったので画像少な目です。申し訳ない…。
①場所の確保
さて、前回までで吹き付け前の準備が終わったフレーム。
しかし、一つ忘れていたのが塗装場所の問題。
勿論我が家は一般的な家屋なので塗装ブースなんてありません。
一応ガレージはありますが、狭い上に物で溢れていて塗装は難しそう。
仕方ないので、半屋外になってしまいますがベランダで決行することにしました。青空塗装ってやつです。
ベランダで塗装する上での注意点ですが、まずは天気が良く風の無い日を選ぶこと。風が強いとまともに塗料を吹き付けるなんて無理です。それと塗料の飛散防止の意味もあります。屋外なので、近隣の家に塗料が飛んで行ってしまうリスクがあるので。
また、湿度が高い日は避ける方が良いです。特にクリヤーを吹く場合は湿度が高いと白く濁ったりしてしまいます。あと単純に乾きも遅いです。
そして最後に、ベランダの養生はしっかりやっておく事。思った以上に広い範囲に塗料が飛ぶので、大きめのビニールと養生テープを使ってベランダの床や窓ガラスを覆っておきます。僕はこれが甘くて、ベランダの壁と床が塗料の青い色で塗られてしまいました…。持ち家ならともかく、賃貸だと退去時にえらい事になってしまうのでここはしっかりやっておきましょう。
あとはこの条件が揃う日が来るまでひたすら待ちます。無理して決行すると失敗するリスクが爆上がりします。
塗装ブースさえあれば苦労は無いんですがね…。風呂場でやる方もおられるようで、塗装する環境的にもその方が良いとは思いますが、換気や養生により気を遣うので自分はやめました。
②ミッチャクロンを吹く
※画像無し、すみません…。
最初に、全体に薄くミッチャクロンを吹きます。
フレームから15~20cm離して、薄くスプレーしていきます。
厚塗り厳禁です。薄くても効果を発揮するので大丈夫です。
コツとしては、この後の工程にも共通しますがパイプの集合している場所から塗り始めること。余分に塗料を乗せないようにできます。
一度吹き終わったら30分ほど乾燥させて、もう一回薄く塗り重ねます。
以上でミッチャクロンの吹き付けは終了。最低30分は乾燥させて、塗料が乾ききってから次の工程に進みます。
③SPRAY.BIKEで色を塗る
※塗る前に3分間ほど、缶を全力で振ります。重たい塗料を使用しているため、超重要な工程です。

画像は一回目を吹き終わった直後です。
この後は工程の説明というより、SPRAY.BIKEの使用感の話になります。
実際吹きつけていてまず感じたのが、隠蔽力が半端じゃないこと。
フレーム一台に対してSPRAY.BIKE1缶、2~3回塗り重ねていくんですが、一回目が塗り終わった段階で下の色がほぼ見えなくなってます。
今回は濃い目の青を選んだからというのも多少はあるでしょうが、それにしてもすごい隠蔽力です。さすが下地不要を謳うだけはある…。
そして全然垂れる気がしない。スプレー缶のノズルをかなり近づけて吹いても、塗料がべちゃっと乗る感じが無いです。感覚としては、色のついた粉を乗せていく感じです。そのおかげで乾きも早く、近い距離でスプレーできるので塗料の無駄も少ない。むしろ、ノズルを離して塗るよりはある程度近づけて塗った方が均一に綺麗に塗れている感じがします。※やりすぎるとさすがに垂れます。
フレーム全体を一通り塗り終わったら最低30分は乾燥させて、3回ほど重ね塗りしました。ここまでで一缶のほとんどを使い切る感じですね。
④クリアフィニッシュを吹く
カラーペイントで色が乗ったので最後にクリアーを吹いて仕上げですが、
必ずクリアーを吹く前に丸1日は乾燥させてください。
僕はこの乾燥がが不十分なまま上からクリアフィニッシュを吹いてしまい、部分的にクリアーに色が滲んでしまいました。
さて、SPRAY.BIKEのクリアフィニッシュですが、こちらは普通のラッカー系のクリアーに近い感じですね。
カラーペイントの方のような重さも無いです。塗料自体はかなりサラッとしていて、粘度が低いです。
なので、カラーペイントと同じような塗り方をすると確実に垂れます。
缶のノズルをフレームから最低30cmは離して、薄く薄く塗り重ねていくようにしましょう。
公式の説明だと一度吹きでマット仕上げ、塗り重ねていくとグロス仕上げになっていくとのこと。ですが、グロス仕上げにするにはある程度の量の塗料を一度にしっかり乗せてツヤをだす吹き方をしなければいけないので、結構難易度が高いと思います。特にベランダなどの屋外だとかなり難しいです。
乾燥時間もカラーペイントより多め、1時間程度は開けてから重ね塗りした方が良さそうです。
クリアフィニッシュを吹き終わったらとりあえず塗装は終了です。お疲れさまでした。
ラッカー系の塗料は溶剤が飛んで塗装が硬化するまでに時間が掛かるので、一週間は乾燥させます。
⑤とりあえず完成
ここで改めて、

塗装前の状態から

完成~~
いきなりパーツも付いて組みあがっていますが、すみません。フレーム単体の画像データを紛失してしまいました。
少しシンプルになりすぎてしまいそうだったので、簡単にマスキングしてKBとロゴを入れてみました(Khodaa-bloomの意)。
クリアーは一部ザラついた仕上がりになってしまいましたが、遠目から見るとそこまで気になる感じではないです。
流石にウレタンクリアーのようなツヤツヤ感は出せませんが、これはこれでアリではないでしょうか。
少なくとも全体が別の色で塗り直されるだけで、随分ちゃんとして見えます。
ボロボロの塗装を何とかするという当初の目的は果たせているので自分としては満足です。
●完成後しばらくして
SPRAY.BIKEで塗装し終わってから半年、1000kmほど乗りました。

塗装面の状態に大きな変化はありません。
気になるところと言えば、

FDのバンドが塗装に食い込んだ感じになっていて、シワと剥がれが出ています。
ウレタン系ほど塗装が硬い訳では無いので仕方ないですね。今のところ剥げている面積が広がりそうな雰囲気はなさそうなのでそのままにしています。
それとぶつけたり、傷に対しての耐性ですが


これは完全に自業自得なのですが、
走行中に左クランクアームが外れ、外れたアームがシューズの裏に宙ぶらりんになりそれがフレームにぶつかってしまいまして。
固いクランクアームがぶつかった部分の塗装は流石に剥がれてしまいました。
ですがここも、剥がれた部分の段差を爪で引っかいたりしてみてもこれ以上剥がれる雰囲気は無さそうです。
ただやはりウレタン系ほど強靭な塗膜が出来るわけではないので、ぶつけないようにより慎重でいた方が良いですね。
それと、これは明確なデメリットですが洗車やメンテナンス時はパーツクリーナなどの溶剤系は使えません。
いきなりベロリと剥がれたりはしないものの、塗装が溶けてしまいます。
フレームを洗うときは溶剤不使用のフォームクリーナーなどを使って優しく、ドライブトレインを掃除するときはフレームにパーツクリーナーやチェーンクリーナーが飛ばないように気を付けましょう。
●まとめ
ここまでやってみた個人的な感想ですが、SPRAY.BIKEは普通の缶スプレーに比べたらかなり簡単に塗装できたと思います。下地にそれ程気を使わなくていいのと、垂れにくく厚塗り出来るのが良いですね。設備も環境も不十分なDIYではとてもありがたいです。
仕上がりも流石に完成車やプロの塗装とは比べるまでもないですが、通常使用の範囲では全然問題ないです。
パーツクリーナーに弱い事や塗膜自体の強度などデメリットも無い訳ではないですが、それは塗装自体の手間やコストとトレードオフなので…。少し気を遣いながら使ってあげれば問題ないと思います。
今後も塗装したフレームを使っていくうえで気付いたことがあれば追記していきます。
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