↑前回までの記事です。
デ○アゴスティーニ 週刊グラベルロードを組む!
も、もう7本目となりました。

前回ではフレームにホイールが取りつき、いよいよ自転車らしくなってきました。
今回の記事では、自転車の顔とも言われる(らしい)クランクセットを取り付けたいと思います。
組立てにおいてやることはそれ程無いので、クランクのパーツレビューがメインの内容になります。
クランクセットの選定
まだフレームには取り付けてはいませんが、
使用するフロント/リアディレイラーはSHIMANO GRX RX810 11S。
機械式(ワイヤー引き)のグラベル向けコンポーネント。
RX810はロード向けで言うところのアルテグラ相当のグレードらしいです。
という事でクランクもGRXで揃えようかとも思ったのですが、今回は折角のバラ完。
普通とは少し違った組み合わせも試してみたいと思いSHIMANO以外で探してみることに。
求める条件は
- 170mm以下のクランクアーム長が選べること
- 11S対応、ダブルのチェーンリング(アウター50T以下)
- Φ24mmスピンドル
- グラベルに似合いそうな見た目
です。
最後のはなんか漠然としてますが、グラベルロードらしい無骨さを演出する上では結構重要なんじゃないかと思っています。
EVOSID クランクセットを購入

AliExpressで購入しました。
セット売りしている時もありますが、僕が購入した時には無かったのでクランクとチェーンリングをそれぞれ注文。
購入時の価格はクランクが6,038円、
チェーンリングが3,666円の計9,704円でした。
選んだ理由ですが、まず手を出しやすい価格であった事。
有名メーカーの物を選ぶと最低でも2万円近くはしますからね。
それと、そもそも上記の求める条件をクリアしている物ってかなり少ないんですよね。
純粋なロード用なら選択肢も豊富ですが、グラベル向きはまだまだですね。
チェーンリング
購入したチェーンリングは48-32Tのダブル。

アルミ削り出しの一体成型で、アウターとインナーのチェーンリングは分離できません。
かなりがっつり肉抜きされている形状もあって、147gと軽量です。
泥抜けも良さそうですし、グラベルロードとも相性が良さそう。
歯数は46-30、48-32、50-34、52-36、53-39がラインナップ(50-34以上のサイズは形状が変わる)。
僕の脚力だとアウター50Tは持て余すので、少し小さめの48-32を選びました。
気になる点としては、このチェーンリングは9~12速に対応と謳っていますが、
歯の厚みは12速用のチェーンが基準になるはずなので、薄い。
12速以下で使う場合チェーンに対して歯が薄く、遊びが出るはず。
薄い上にアルミですし、耐久性はちょっと気になる所ですね。
クランク
クランクはアーム長165mmのシルバーを選択。

セット内容はクランク本体にチェーンリング固定ボルト、ステッカー。
アーム本体はアルミ削り出しだと思うのですが、表面の仕上げは梨地。

本体+チェーンリング取り付けボルトの重さは483g。
チェーンリング含めたセットの重さは630gでした。かなり軽量ですが剛性はあまり高くなさそう。
取り付け
クランクの組立て

チェーンリングの固定は裏からボルト三本で留めるタイプ。sramのMTB向けでよくあるやつですね。
取り付けボルトの頭はT25のトルクス。
トルクの指示が無いのでSRAMの物と同じ8Nmで取り付け。構造が似ているので大体同じはず…。
↑使用したトルクレンチです。安いながらも六角、トルクスのビットも付属していておすすめです。
車体への取り付け、の前に
取り付け自体は簡単で、
スピンドルに薄くグリスを塗った上でBBに差し込み、1本のボルトを締め付けるだけ。
なんですが、
中華クランクあるある、スピンドルがやたら長い。

以前別のバイクに使用したMEROCAもそうでしたが、このクランクセットも例に漏れず。
販売サイト上の表記だと、このクランクのスピンドル有効長は96mmになっています。
YOELEO G21のBBシェル幅は86.5mm、BBを取り付けた状態での幅は90mm。
クランクのアジャスターリングの可変幅が3mmほどありますが、それでもスピンドルが3mm余る計算に。
この余りをどうにかしなくてはいけません。

チェーンリングを取り付けた状態のクランク。
そもそもこのクランク、どうやらマイナーチェンジを繰り返しているらしく、
先人様方のレビューから集めた情報ですが、
- スピンドル長が98mmだったり96mmだったりする
- スピンドルのカラーがゴールドだったりブラックだったりする
- アジャスターリングの厚みが違う
- 固定ボルトが右アームだったり左アームだったりする
- スピンドルを完全に分離出来る物もある
などなど、仕様が物によって違っています。
そうなると僕が購入した個体、
販売ページ記載のスピンドル有効長96mmも怪しい。
一旦クランク単体で組立てて、実際に測定してみます。
このクランクはsramのGXPの模造品、
アームがスピンドルに圧入される構造なので、固定ボルトは実際の締め付けトルク(54Nm)で仮組。

で、実際にBBに接する部分の長さを測ってみると94mmでした。やっぱ違うじゃん…。
となるとBB幅90に対しての差は4mm。
Qファクターを偏らせたくないので左右に2mmずつ振り分けることにします。
左アーム側の2mmはアジャスターリングの調整範囲内で吸収、
右アーム側の2mmはスピンドル用のスペーサーで調整します。
Amazonの物を購入しました。セットになっていて幅広く調整できるのでお勧めです。

全部合わせても5g以下でした。
BBとフレームの間に入れるスペーサーもありますが、シェルへの負荷も考えるとこちらの方が良いのではと思います。
そんなこんなでスピンドルの長さの調整も完了し、無事取りつける事が出来ました。
使用感については完成後にまとめたいと思います。
追記 失念していた互換性
この後にFDを取り付け、変速調整を進めていくのですが、
どう調整してもFDとチェーンが干渉する問題が発生。
インナー×ローの状態でチェーンとFDの内側スキッドプレートが擦ってしまう状態に。
FDの調整幅を目一杯使っても解消しません。
改めて調べたところ、答えは単純な話でした。
GRXのFDはチェーンラインが外側になるように設計されているから。
グラベルロード向けな事からタイヤクリアランスを確保しなくてはならないため、
一般的なロードバイクのチェーンライン43.5mmに対して、
GRXのチェーンラインは47mmに設定されています。
その差2.5mm、精密な動きをするFDにはかなり大きな差です。
EVOSIDのクランクはロード向けのチェーンラインで設計されていることから、
GRXのFDのチェーンラインとのミスマッチが生じたのが原因でした。
単純に僕の知識、確認不足です。お恥ずかしい…。
これを解消するにはロード向けのFD(105など)を使うか、
クランクをGRX(チェーンライン47mm)にするかの二択です。
今回は予算の都合と、干渉はするものの変速は問題なく決まる事から、一旦そのまま組み上げることに。
完成後に改めて対策しようと思います。
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。

コメント