
リストリクターの取り外し
前回の続きです。
まずはリストリクターをサイレンサーから取り外します。
エンドカバーを固定しているボルト三本を3mmの六角レンチで緩めて外します。
リストリクターはゴム系のシール剤でくっついているだけなので、
隙間をマイナスドライバーやヘラでこじってあげれば簡単に外れます。


外したリストリクターです。
Sではないバレル4なのでサイレンサー内のパイプはφ22mmのストレートです。
Sの方だとリストリクターは細いパイプを三本組み合わせたローノイズタイプが標準装備です。
規制対応のために一部が溶接(点付けかスポット溶接)されているようですが、
他の方の情報を見る限り結構簡単に外せるそうです。いいのかそれで…(笑)。
自分好みに調整する前提ならこっちのノーマルのリストリクターの方が加工しやすいと思います。
加工①リストリクターの排気口を延長する
耳障りに感じる破裂音の原因は、エンドカバーより奥まった排気口の位置によるものだそうで。
ですので、リストリクターの排気口をエンドカバーより長く伸ばしてみます。

排気口の直径はφ32mm。丁度同じ太さのステンレスのパイプがあったのでカットして繋げてみます。
僕の場合、運よく溶接できる環境が身近にあったので溶接で繋げます。
延長する長さは40mmにしました。
この長さだと結構エンドカバーから飛び出てしまって見た目がちょっと微妙ですが、
カバーを外した状態で使う方がみっともないし、カバーに排気が干渉するのを極力減らしたかったのでがっつり伸ばします。
延長に使うパイプの厚さは1mm程度なのでパイプカッターで簡単に切れます(画像の物は旋盤で切断面を処理しています)。

素人仕事ですが溶接しました。なめ付けで一周してます。
この状態で一旦サイレンサーに取り付けてテストしましたが、これだけで音質が劇的に変わりました。
今まではバババとパパパの中間位で高めの音だったのが、ドドドド…と低音寄りの音質に変わりました。
変な破裂音もほとんど気にならなくなって(若干は残っています)、アクセル開度による音の変化もリニアです。
耳障りな音が減ったので音量が下がったように感じますが、実際はまだそれなりの音量なので次は音量を調整していきます。
加工②サイレンサー内側のパイプの径を絞る

これも他の方がやっているのを参考にさせて頂きました。
実際にリストリクターのパイプを潰して径を絞ってしまうと調整が難しくなってしまうので、
疑似的に径を落とすためにステンレスの板でステーを作ってバンドで固定してみました。
ステーの穴径はφ13で、パイプにぴったり付くまでステーを近づければこの径まで絞られます。
ただ、恐らく抜けが悪くなりすぎてしまうので、パイプとステーの距離を少し開けつつ調整していく感じです。

ローノイズリストリクター風の物も作ってみました。
トータルの穴の面積は大差ないですが、排気の当たり方が変わるので変化はあると思います。
リストラクター自体の着脱が簡単に出来るので色々試せるのはこのマフラーのいい所ですね。

それでいざサイレンサーに装着してテストしようとしたのですが、思ったよりサイレンサーの内径に余裕が無く、固定用のバンドと干渉して入らなかったので、急遽穴をあけてビス止めで固定する方式に変更しました。
バンドに比べて調整幅は小さくなってしまったので、より良い固定方法を模索していきたいと思います。
注意点としては、ビス止めだと万一ビスが脱落した時にエキパイの中を転がってエンジン内部に行ってしまうリスクがあります。
ですので、この方式だと最低限サイレンサーのエキパイ側にストレーナーをつけた方が良いですね。
とりあえず画像の固定位置だとパイプとステーの間隔は5mmくらいです。
一旦これでサイレンサーに取り付けてテストしてみたいと思います。
結果

取り付け後。
めっちゃ飛び出てますね(笑)。
カバーとの排気の干渉を極力避けるためとはいえちょっとやりすぎた感はあります。
まあ最悪カットできるので一旦はこれで行くことにしました。
では試乗…。エンジンをかけてアイドリングの状態だと随分静かになったように感じます。
耳障りな破裂音もほぼしていません。
いざ走り出してみると、なんだか馴染みのあるような感覚…。
…あ、これ純正と変わんねーや!!
サイレンサーの交換前とかなり排気音と加速の感覚が近い状態になってしまいました。
本末転倒。
ですが純正と違って、高回転まで回してみると若干吹け切らない。
EXUP、偉大だったんですね。正直余計な機能に感じていましたが、メーカーがコストかけて作っているだけあって凄いデバイスだったんだなと…。
さすがにサイレンサー内で排気を絞りすぎていたようです。
中のステーを固定している穴を一個ずらして装着し直すと、高回転まで吹け切るようになりました。
その分音量も少し上がりましたが許容範囲内に収まっています。
一旦はこれで満足です。
加工後のインプレ
社外マフラーに交換すると、抜けが良すぎて低回転のトルクがスカスカになりがちと言われています。
WRの場合は純正状態だと開け初めに意図してトルクの盛り上がりがあって、それが楽しい反面ギクシャクして乗り辛さを感じることもありました。
社外マフラーに交換することで、その開け初めのドンツキが軽減されてかなり乗りやすくなったように感じます(エキパイをPOWERBOXに交換しているのも影響してそうですが)。
色々と試行錯誤しましたが、一応満足いった状態になりました。
最後に、この内容を参考にされる方はいらっしゃるか分かりませんが、自己責任の上でお願い致します。
メーカーの設計した状態と排気の出方が変わるので、おそらくサイレンサー内部の消音剤の減り方にも影響があると思います。
排気を絞るのもやり方によってはエンジンにまで負荷がかかってしまう事もあるので、より慎重にテストする必要があります。
以上、誰か様の参考になれば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました!
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