Audibleとは?
Audible(オーディブル)というサービスをご存知でしょうか。
Audibleはamazonが提供しているオーディオブックサービスで、
ライトノベルからビジネス書まで幅広い本をプロのナレーターや声優による朗読で楽しめます。
効き放題対象の作品も多く、
戦前の文豪から、最新の恋愛小説、ポッドキャストまで本当に多種多様。
そして一部には合成音声での朗読もありますが、プロのナレーターさんや声優さんによる朗読が本当に良いんですよ。
単純に演技に感動するのもありますし、作品によっては活字を読むよりも耳で聴いた方が没入感が凄かったりするんですよね。
勿論耳で聴くだけなので、他の作業をしながらでも本を楽しめる「ながら読書」も楽しめます。
忙しい現代人にもぴったりですね。
僕のAudibleの楽しみ方
Audible自体の紹介が長くなってしまいましたが、良いサービスなのもあって僕も2年程利用しています。
使い方は掃除や洗車、単純作業をしている時にイヤホンで聴くのがメイン。
最初は”ながら読書”になってしまうので内容が頭に入りにくいかと思いましたが、
意外と作業しながらでもスッと内容が入ってくるんですよね。
それに聴き放題対象の作品数が本当に多いので、
普段あまり選ばないようなジャンルの本も試すことができます。
作品によって合う合わないは勿論ありますが、
今世間で売れている本なんかを聴いておくと会話の種にもなったりします。
未知との遭遇
そんな風にジャンル問わず色んな本を聴きまくっていた中で、
急におすすめに現れた本がこちら。

表紙がサムネイル表示されていて、思わずタップしてしまいました。
いや、勿論男性としての興味が無かったわけではないのですが、
それまでこの手の本がおすすめに表示されたことも無く、
またAudibleにこの手の本が収録されている事すら知らなかったので、9割は好奇心です。嘘じゃないですよ。
それで作品の概要を見てみたわけなんですが、
はい。案の定というかなんというか、ゴリゴリの官能小説、
俗に言うエロ小説ですね(笑)
幾ら幅広くラインナップしているとはいえ、こんなジャンルまで網羅しているAudible、恐るべし。
なんて思いつつも、よくよく思い返してみればこの手の本はオーディオブックは勿論、活字でも読んだことがありません。
そして、この手のコンテンツは現代では絵や動画が主力だと思うのですが、あえての文字。文章での表現です。
それが一体どんなものなのかと、強い好奇心が沸き上がってきました。
この間わずか0.3秒。
気が付いたら僕の指は再生ボタンをタップしていました。
官能小説×オーディオブックの化学反応
導入部でややそれらしい描写はありつつも、序盤は他の音声作品とそれ程変わらないように感じました。
しかし中盤以降、いわゆる”濡れ場”に突入すると状況は一変。
官能小説とオーディオブックの化学反応が作り出す面白さに気付かされます。
独特すぎるワードセンス
下品になってしまわないようにそれが何を指しているのかは伏せますが、
「バズーカ砲」や「熟れ熟れ果実」だったり、他ではまず見ない独特な比喩表現の数々。
勿論直接的な表現もあるにはあるのですが、あえて少し遠回しな言い方をするところに一種の美学を感じます。
そしてそれが淡々と読み上げられるのもシュールなんですよね(笑)
淡々と読み上げられる擬音
小説でも擬音の表現はよく出てきますが、その場合読み流していることが多いと思うんですよね。
例えば「ズドドドドッ」みたいな銃声とか、「ブロロロロ…」みたいなエンジン音。
漫画のオノマトペに近い感覚と言えば伝わりやすいでしょうか。
その擬音の数々も、オーディオブックだと他の文章と変わらない熱量で読み上げられます。
その時点でちょっとシュールなんですが、
官能小説は特に擬音が多く、長い。
リズミカルな擬音表現が延々と続いたりするのですが、
それが大真面目な調子で朗読されるものなので、最初に聞いた時には思わず一人で吹き出しちゃいました。
それと文章だと気づきにくいのですが3・3・7拍子っぽくなっていたりして、
それも余計に笑いを誘いましたね。
耳で聴く場合は目で読むのと違って読み流すことも出来ないので、
必然的に擬音までしっかり味わうことになりますね(笑)
オーディオブックならではの体験だと思います。
光る演技力
本の内容とは直接関係無いし作品にもよりますが、
やっぱりナレーターさんの演技力が凄いんですよね。
僕が聴いた作品だと女性のナレーターさんが朗読していたのですが、
男女の演じ分けが本当に凄かった。
官能小説の場合は特に、”昂った”状態のセリフがとても多いのですが、
それすらも見事に演じきっていて思わず感心してしまいました。
男女で声色の違いがあるのは勿論なんですが、
細かいイントネーションや間の置き方まで意図的に違いを作って演じ分けているので、
聴いていてどちらのセリフか分からなくなることが一切ありませんでした。
真面目に、改めてプロは凄いと感動しました。
ぶっ飛んだシチュエーション
僕が読んだ作品に限らないのではと思うのですが、
”文章のみ”で人間に官能を与えなければいけないという縛りがある故か、
過激というか特殊というか、ややぶっ飛んだシチュエーションの内容だったりするんですよね。
ややネタバレになってしまうのですが、
僕の聴いた作品だとクライマックスに近いシーンで
「三回忌ぃ~~!!!」
というセリフが登場します。
これだけ聞くと何のこっちゃ分からないですよね(笑)
ちなみに情事の最中のセリフです。
”面白い”の一言で表すのが失礼なくらいハイレベルな表現です。
僕がこれを聴いた時は丁度人目がある環境だったので、
笑いを堪えるのに必死で本当に大変でした。
まとめ オーディオブックの魅力
今回は”官能小説”というやや特殊なジャンルでの紹介になってしまいましたが、
”目で読む”
から
”耳で聴く”
ようにインプットの方法を変えるだけで、新しい発見や楽しみ方を見つけることが出来ました。
何度か紙で読んだことがある作品でも、Audibleで聴き直してみるとまた新鮮さを味わえたりもするんですよね。
また、古い文学作品などは今では使わない難しい表現があって読みにくいこともあったりするのですが、
オーディオブックだと意外とすんなり頭に入ってきたりするんですよね。
なので”いつか読んでみたかったあの名作”に触れてみる機会としても、オーディオブックは良い物だと思います。
特にAudibleは収録作品も多く頻繁に追加もされるので、読みたかった本に出会いやすいと思います。
”ながら読書”ができるので、忙しくて時間が無い人にこそおすすめです。
コンテンツの消費スピードが速い現代において、
ゆっくり一つの作品と向き合うという豊かな体験が出来る読書は魅力的。
その読書をより気軽に楽しめるAudibleは、近年稀にみるほどの良いサービスだと個人的に思います。
余談
僕が聴いた官能小説、「奥さん、ごちそうさま」は庵乃音人という方の作品。
少し気になったので調べてみると、
少なくとも2009年頃から精力的に漫画の原作や小説を執筆されている、かなりキャリアのある作者さんの様です。
Audible以外にも、同じくAmazonの提供する電子書籍サービスkindleで多数の作品を配信されています。
作品の一覧を見てみると並ぶ未亡人の文字達…。
それを見て思わず
「旦那さん、亡くなりすぎでは……?」
と少し笑ってしまいました。
というわけで、ここまでお読みいただきありがとうございました。
もしもこの記事を読んだ方が良いオーディオブックと出会えたら嬉しいです。

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